書籍・雑誌

この程度の本に1年とか

 京極堂シリーズ「邪魅の雫」をやっと読了。
 読み切るまでに1年かかったのは、公私ともにいろいろと忙しく、特に公の方が、私を完全につぶした感じだったため。作品がつまらないとかそんなことでは、とりあえずはない。ただ、今回のゲスト登場人物にいまいち感情移入ができなかったんだよなぁ。なんと言うか、みんながみんな勝手に行動して、お話としての納まりが悪いと言うか、まとまりがないと言うか。めざしている方向が分かりにくいのですよ。

 このシリーズも長く続いて、次の話が出るまでのスパンが長くなってしまったな。ネタばらし(と言うか、お祓い)も、ロジックが作りにくくなってしまったのだろうか、説得力が落ちてきている気がする。ちゃんと祓われているのか、不思議で仕方がない。

 シリーズとしては好きな作品なので、しっかりと京極堂の過去の因縁にだけはけりをつけて欲しいものです。次巻は「ぬえ(空鳥)の碑」とのことですが、発売はいつになるのでしょうか?(少なくとも、ハルヒの驚愕より先にはならないと思う、と言うよりそうあって欲しい。)
 推理小説で犯人やらトリックやらのことについて、この場で書いてしまっては、元も子もないので、当然伏せておきます。

 今月は、他にオイレンシュピーゲル1(冲方丁)、タイムパトロール(ポール=アンダースン)を読了、タイムパトロールに関しては、タイムパラドクスに対して都合のいい部分を除けば、ハードボイルド的な話として楽しめると思う。絶版かもしれないけど。

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